ときめいている最中には、聞きにくい七つのこと
楽しく話せている相手ほど、空気を壊したくなくて聞けなくなる。でも後から効いてくるのは、たいていその聞けなかった話のほうです。
聞きにくい話ほど、後で効いてくる
うまくいっている相手ほど、重い話を持ち出しにくくなります。せっかく良い雰囲気なのに、現実的な話をして冷めさせたくない。その気持ちはよくわかります。
ただ、結婚してから揉めるのは、たいていこの「聞かなかったこと」の側です。相性が悪かったというより、前提が違うまま進んでいた、という形で表面化します。
まず、リストとして使わないこと
以下に七つ挙げますが、これを順番に質問すると面接になります。相手は身構えるし、身構えた状態で出てくる答えは、たいてい当たり障りのないものです。
使い方としては、チェックリストではなく地図だと思ってください。会話の流れで自然に触れた領域に印をつけていく。触れていない領域が残っていることに気づくための道具です。
相手に答えを迫るためのものではありません。自分がどう考えているかを話せていない領域を見つけるためにも、同じくらい役に立ちます。
七つの領域
- お金の考え方 — 貯めるのか使うのか、家計を分けるのか一緒にするのか。金額より「感覚」が近いかどうか
- 親との距離 — どのくらいの頻度で会うか、同居や介護をどう考えているか。相手の親だけでなく、自分の親についても
- 子どものこと — 望むかどうか、望まない可能性をどう受け止めるか。思いどおりにならないことも含めて
- 仕事と働き方 — 続けるのか、変える可能性があるか。転勤や独立の見込み。相手の働き方をどう思うか
- 住む場所 — 都市か地元か、持ち家か賃貸か。戻りたい土地があるかどうか
- 家事の分担 — 誰がやるかより、何を「やるべき仕事」と数えているかが食い違いやすい
- 健康と生活習慣 — 眠る時間、酒やたばこ、体調の波。日々の積み重ねになる部分
「答え合わせ」ではなく「差の確認」
これらを話すとき、正解を探しにいくと苦しくなります。同じ答えが返ってきたら合格、違ったら不合格、という見方をすると、会話が試験になる。
見たいのは一致ではなく、どこがどのくらい違うかです。違いの大きさと、その違いを二人で扱えそうかどうか。ここが本題です。
違っていたら終わり、ではない
考えが違うこと自体は、珍しくもなんともありません。問題になるのは、違いがあると分かったときの反応のほうです。
- 違いを聞いて、面白がれるか/責めるか
- 自分の考えを説明できるか/黙るか
- その場で結論を出そうとするか/持ち帰れるか
この反応は、これから何十年か続く話し合いの予告編です。極端に言えば、七つの答えそのものより、答えるときの態度のほうが情報量があります。
聞けなかった項目こそ、書き留めておく
会った後に、七つのうちどれに触れられたかを思い出してみてください。三回会っていても、二つか三つしか埋まっていないことがふつうです。
空いている欄は、相手の欠点でも、あなたの怠慢でもありません。次に会ったときの話題です。そう思えると、聞きにくい話が少し持ち出しやすくなります。
一度で全部やろうとしない
七つを一日で埋めるのは無理ですし、埋めようとすると相手が疲れます。何ヶ月かかけて少しずつでかまいません。急ぐ理由があるとすれば、それは期限ではなく、埋まらないまま先に進むと後で戻りにくくなる、というだけのことです。
この比べ方を、
そのまま道具にしました。
- ・比べるボード — 先に自分の軸を決めて、複数のお相手を同じ列で並べる
- ・冷静クエスチョン — 空欄になっている論点を、話せる形の質問にする
- ・締切やカウントダウンで決断を迫る機能は、既定で切ってあります
- ・相性を点数で断定したり、お相手を順位づけしたりはしません
出会いを提供するサービスではありません。すでに出会っているお相手について 考えるための道具です。記録は端末の中に保存されます。
